こんにちは!ののです。
私事ですが、先日ファイナンシャル・プランニング技能士3級(FP3級)に合格いたしました!
今回(2023年9月試験)初めての受検でしたが、知識ゼロ・独学でも合格点に達することができました。
そんな合格したての私が、FP3級の合格を目指すためにしたことを紹介したいと思います。
この記事を読めば合格までにやるべきことがすべて分かります!
是非、参考にしてください。
FP3級は誰でも合格できる?
FPって勉強範囲も広いし、独学で合格できるのかな…?
初めて勉強する人は不安になるよね。
そんな人向けに、結論からお伝えするよ!
結論:計画的に勉強すれば合格は可能
結論からお伝えすると、計画を立てて勉強していけば合格点に達することは十分可能です!
ちなみに私は試験日より1か月半ほど前から勉強を始めて合格することができました。
それでは、実際にFP3級の合格率はどのくらいなのかを見ていきましょう。
日本FP協会と金財の合格率
日本FP協会と金財の合格率をそれぞれ学科試験と実技試験に分けてまとめました。
日本FP協会【学科】
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2022年5月 | 39,231名 | 32,707名 | 83.4% |
2022年9月 | 34,616名 | 27,963名 | 80.8% |
2023年1月 | 39,839名 | 33,961名 | 85.3% |
2023年5月 | 35,568名 | 31,388名 | 88.3% |
2023年9月 | 31,431名 | 23,505名 | 74.8% |
日本FP協会【実技】
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2022年5月 | 38,810名 | 35,058名 | 90.3% |
2022年9月 | 33,246名 | 28,072名 | 84.4% |
2023年1月 | 38,633名 | 34,127名 | 88.3% |
2023年5月 | 34,759名 | 30,182名 | 86.8% |
2023年9月 | 31,130名 | 24,180名 | 77.7% |
金財【学科】
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2022年5月 | 19,407名 | 9,517名 | 49.0% |
2022年9月 | 21,018名 | 9,125名 | 43.4% |
2023年1月 | 21,923名 | 12,278名 | 56.0% |
2023年5月 | 17,297名 | 9,364名 | 54.1% |
2023年9月 | 18,314名 | 6,812名 | 37.2% |
金財【実技】
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2022年5月 | 22,365名 | 11,681名 | 52.2% |
2022年9月 | 21,819名 | 10,792名 | 49.5% |
2023年1月 | 21,406名 | 10,907名 | 51.0% |
2023年5月 | 17,946名 | 10,733名 | 59.8% |
2023年9月 | 17,811名 | 10,309名 | 57.9% |
金財よりも日本FP協会のほうが合格率が高いんだね。
合格率に差が出てるよね。
次は日本FP協会と金財の違いについて説明するよ!
日本FP協会と金財、どっちを受けたらいい?
まずFPを受検するにあたり、日本FP協会と金財の2団体で試験が実施されているのでどちらで受検するかを決めましょう。
各団体の違いは、実技試験で勉強する内容です。
- 日本FP協会…資産設計提案業務
- 金財…個人資産相談業務 or 保険顧客資産相談業務
それぞれの実技試験内容については下記のとおりです。
日本FP協会 | 金財 | |
出題科目 | ・資産設計提案業務 | 2つのうちどちらか1つを選択 ・個人資産相談業務 ・保険顧客資産相談業務 |
出題形式 | マークシート形式 三答択一式20問 | 事例形式5題 |
試験時間 | 60分 | 60分 |
合格基準 | 100点満点で60点以上 正答率6割以上 | 50点満点で30点以上 正答率6割以上 |
どちらも正答率は6割以上での合格ですが、金財のほうが1問あたりの配点が高いですね。
日本FP協会と金財、どちらを受検するかは実技試験の科目を何で受けたいかによって決めることになります。
3級の場合はどちらで受検しても大きな差はありません。
合格すれば同じFP技能士として認定されますので、特に希望がない場合は日本FP協会での受検をおすすめいたします。
勉強に使用するテキストは何がいい?
どちらで受検するかを決めたら、さっそく勉強に取りかかりましょう!
FPのテキストは種類が豊富で何を選んだらいいか迷ってしまいますよね。
試験対策として何冊も買ってしまう心配性な方もいるかもしれません。
実はFP3級の合格のために必要なものは
- 教科書 1冊
- 問題集 1冊
だけで大丈夫なんです!
おすすめテキストの紹介
私がおすすめするのは「みんなが欲しかった!」シリーズの教科書と問題集の合計2冊です。
「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」
「みんなが欲しかった!FPの問題集3級」
独学で勉強するなら、この2冊を徹底的にやりこめば十分合格圏内に到達できます。
おすすめポイント5つ
この「みんなが欲しかった!」シリーズを実際に使用して感じた、おすすめのポイントを5つ紹介します。
- フルカラー仕様で見やすい
- 効果的な学習の進め方の紹介がある
- 赤シート付きで復習に便利
- 問題集が教科書とリンクしているので効率よく学習できる
- 問題集に疑似試験問題が付いている
本屋さんへ行くことがあれば一度実際にお手にとって見てみると良いかと思います。
テキスト+αのおすすめ勉強法
上記で紹介させていただいた教科書+問題集でも十分試験対策は可能ですが、スキマ時間を使った学習ににおすすめなのが過去問道場というクイズアプリです。
私は家では教科書と問題集を使って勉強をし、通勤時間や会社の昼休みには過去問道場で勉強をしていました。
過去問道場はスマホにも対応しており、試験回や分野の指定、模擬試験にも対応しているのでかなり効率的に勉強することができます。
テキストと並行して使うと理解度がさらに深まるのでおすすめです!
必要な勉強時間と勉強期間
多くの資格本を出版しているTAC出版によると、独学での学習時間の目安は50~60時間で標準学習期間は約2か月だそうです。(引用:合格に必要な学習時間と学習方法)
参考までに、私の場合は1か月半で約80時間勉強しました。
私の場合はこれまでに何も知識がなかったことと、勉強が苦手で「勉強 やり方」などと検索窓に入力してしまうくらい何からしていいかわからなかったレベルだったので(笑)
しっかり自信が持てるまで勉強をしたところ、80時間ほどの勉強量になりました。
すべての人が同じように勉強を進められるとは限りませんが、参考程度に覚えておきましょう。
おすすめはあらかじめ毎日の勉強時間を決めること
勉強を始める前におすすめしたいことが、毎日どのくらい勉強するかを決めることです。
FPは学習範囲が広いので、計画的に勉強していくことが大切です。
生活スタイルに合わせて大まかに1日の目標時間を決めましょう。
カレンダーに「○時間」などとその日ごとに目標時間を記入したり、スマホのカレンダーに設定すると意識しやすいのおすすめです。
私は家のカレンダーに目標時間を記入していました。
TAC出版のHPに学習計画表というものがあったので、こちらを印刷して使用するのも良いと思います。
忙しくて勉強する時間がない場合
毎日仕事しているだけでも大変なのに、そこから勉強時間を捻出するなんて…
忙しい方にはこう思う方もいることでしょう。
実際、私もそう思っていました。
朝早く起きてお弁当作って1時間以上もかけて会社へ行って、頑張って仕事してクタクタで帰ってきたと思いきや休む間もなく夜ご飯の準備…
こんなに忙しいのにどうやって勉強時間を作るの?って。(笑)
それでもこの記事を読んでいるということは、そんな忙しい中でも資格を取りたいと思っているわけですよね。
そんな忙しい方の場合は、より細かく学習スケジュールを立てましょう。
たとえば、
- 仕事がある日は朝と夜に1時間ずつ勉強する
- 休日は最低5時間は勉強時間にあてる
- スキマ時間には過去問道場を使う
具体的な目標がないと逃げ道を作ってしまいがちです。
しっかりとした目標を設定することで、自分のやるべきことが明確になり行動を起こしやすいです。
大変かもしれませんが、決められた期間だけと割り切って実践していきましょう!
合格までの勉強ステップ
参考までに、試験日までの勉強ステップをまとめてみました。
教科書を最低でも2回転はする
「みんなが欲しかった!FPの教科書」を最低でも2回転はしましょう。
とにかく何度も何度も反復して学習することが合格へのカギです。
また、「みんなが欲しかった!FPの問題集」も同じく最低2回転はしましょう。
苦手分野を重点的に勉強する
教科書と問題集を2回転したら自分の得意分野と苦手分野が分かってくると思うので、苦手分野を重点的に勉強していきましょう。
苦手分野の学習には過去問道場がおすすめです。
問題集を最初から解いていく
「みんなが欲しかった!FPの問題集」の最初から解いていきましょう。
終わったら採点をして、間違えているところは時間をかけて復習していってください。
同じところを何回も間違えている場合は、付箋を貼って何度も読み返すようにしましょう。
問題集についている総合問題を解く
一通り勉強して自信が持てるようになったら「みんなが欲しかった!FPの問題集」についている総合問題を解きます。
このとき、時間を計りながら解くようにしましょう。
採点後、自分がどれくらい理解しているかの最終確認をしてください。
後は試験日まで繰り返し教科書と問題集を使って復習や苦手分野の克服をしていくだけです。
まとめ:しっかり勉強すればFP3級は合格できる!
ここまでしっかり勉強できれば、本試験で多少違った傾向の問題が出題されたとしても十分合格圏内に入ることは可能です!
FPは覚えていたら役に立つ内容がたくさん詰まっています。
ぜひ資格試験に挑戦して、今後の生活や仕事に役立ててくださいね!